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名古屋のマイクロスコープ専門歯科

マイクロスコープによる治療方法

診療案内
Diagnosis and treatment guide

マイクロスコープを使ってどのように治療するか

歯科治療でマイクロスコープを使用する際、ドクターは接眼レンズをアシスタントはモニターを眺めながら行います。
ただマイクロスコープが備えてあるだけでは役に立ちません。専用の器具を有効に利用することによって、いかに使いこなして、役立てるかが治療の成功率に影響してくるのです。
マイクロスコープ専用の治療方法

専用の方法とは

マイクロスコープの魅力を最大限に引き出すには、その使い方に専用の方法があります。

ブラインド テクニック

器具の手渡しはブラインド(ドクターは顕微鏡から目を離さない)で行うので訓練されたアシストが必要です。
ブラインドの目的は、作業部位への効率治療、乾燥状態の保持、治療の集中などです。
マイクロスコープの治療では、 細かで詳細な作業にも対応できる専用の器具・機械・材料を用います。
そのような場合にブラインド テクニックが力を発揮します。

マイクロスコープ専用のインストゥルメント

通常の器具との違いは、小型、鋭利、精密な構造をしているなどです。 操作するのに微細な、しかも正確な動きを達成するには、器具の構造から違いがあります。
マイクロスコープ用のピンセットとカストロビージョのチタン受針器
マイクロスコープ用のピンセットとカストロビージョのチタン受針器です。
先端が細く緻密な構造で、ダイヤモンドコーティングしてあるため、滑らず確実に保持ができるタイプです。
6-0 7-0 といった極細の縫合糸を使い、組織に極力負担をかけない治療が可能となります。
マイクロスコープ下でも反射しにくい目に優しい表面加工がしてあります。
顕微鏡を使って行うインプラントや歯周外科などの細かく繊細な作業に適しています。
さらに、これらのインストゥルメの動きの支点を工夫することで、より精密な動作が可能となります。
「CRマスター」充填器
マイクロスコープ下で、グリップしやすく視野を確保出来やすいハンドル形状のため精密充填用の治療に向いています。先端の形状は、歯面や裂溝にフィットするよう作られています。3本(6形態)で臼歯部、前歯部の殆どの審美的なCR(コンポジットレジン)充填に対応可能です。
また、虫歯の感染象牙質の除去には、マイクロ用のラウンドバー(ロングネックで鋭利)、マイクロ用のエキスカベータ(先端が小さく鋭利、深部への到達性に優れる)を用います。バーである程度まで虫歯の除去を行った後は、露髄しないようにマイクロ用のエキスカを使い細やかな除去を行います。
歯科用ミラーは、ゴースト(二重写り)を防ぎ鮮明に観察するために、表面反射ミラーを用います。
ロジウムコーティングなどが施されており、反射像が二重にならないので、目にかかる負担が軽減されます。と同時に正確な形状をとらえることが出来ます。マイクロスコープを使った精密治療には必須です。

専用のイス

微細な動きにも対応できるように(先端が震えず正確に)するため、肘掛のついた
専用スツール(イス)で診療します。(振戦防止には過労や前日の深酒も禁物です)
最近の診療台の中には、マイクロスコープ用に微小な上下運動の調整ができる機種もあります。
当院採用の診療台は、マイクロスコープの焦点距離微調整が、チェアーユニットの上下動フットコントローラーで可能なタイプです。(通常の動きと微小な動きの切り替えができます。)
専用のスツール
上の写真のイスは、スツール専門のドイツのヨルグ&サン社製で腕を固定できるドクター専用スツールです。
肘掛けで固定がしっかりできるので長時間の精密治療に向いています。
肘の固定が安定するので、指先の角度・方向・移動量の微細な動きのコントロールが自在にできます。
肘掛けの固定アームは可動式なので、部位や歯種により使いやすく、上下・角度・位置などが調整できます。
ミラーテクニック、診療ポジショニング、可変式双眼鏡筒(顕微鏡の首振り機能)で視野の確保に努めます。