インプラントの骨によるドリリングの違い
2022 / 1 / 6
海綿骨の骨梁の密度と構造は、個人または部位により異なります。
一方、辺縁皮質骨はほぼ均質ですが、厚みに差が生じる場合があるため、それぞれに適した形成手順 (ドリリングプロトコル) が必要となります。

薄い皮質骨 < 2 mm の場合には、A ドリルを用います。
厚い皮質骨 ≥ 2 mm の場合には、B ドリルを用います。
追加の海綿骨形成として、V–ツイストドリル では根尖側部の追加形成を行い、X–ステップドリル では全体にわたる追加形成を行います。
骨質が軟らかい場合は、根尖側の骨でインプラントを支えるステップ状の埋入窩を形成します。
下顎のように骨質がより硬い場合は、辺縁皮質骨をコーティカルドリル B で拡大した後、X ドリルで根尖側の骨によるサポートを軽減させ、埋入窩のボディ部を拡大します。
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