如何して歯が変色してしまうのでしょうか?
歯の変色の原因には、次のものが考えられます。
外因性のもの
1. 喫煙や飲食物による(コーヒー、赤ワイン、カレーなど)もの
歯のクリーニング、PMTCなどで綺麗にします。
このような歯の裏側の着色は、PMTCで綺麗になります。
2. 虫歯

部分的な修復は、ハイクオリティーCRにより行います。
3. 詰め物、かぶせ物の金属イオンの流出(歯にも歯肉にも色素沈着します)

かぶせ物の金属イオンが辺縁に流出して、歯肉が黒く見える。
内因性のもの
1. 加齢による黄ばみ(エナメル質が薄くなり加齢により色素が濃くなる)
2. フッ素の斑状歯
3. 乳幼児期の全身的代謝障害やテトラサイクリン(抗生物質)摂取による色素沈着
4. 神経のない歯(過去に歯をぶつけた経験がある、虫歯が深く神経がだめになった、神経を取る治療を受けた)などです。

神経のない歯は、日にちの経過とともに徐々に黒っぽく変色し、審美障害となる。
変色した歯の治療方法は?
治療方法は、原因に対する治療をします。
1. ホワイトニング、PMTC(色素による軽度な着色)
2. セラミックによる修復
3. ハイクオリティーCR(部分的なもの) などをします。
ハイクオリティーCRは、積層充填(数回に渡り充填と光照射を繰り返して行うこと)するので、ご自身の天然歯によくなじむ処置方法です。(一般的にフロアブルタイプのコンポジットレジンは、重合時に3〜5%程度の重合収縮が生じると言われています。)
エナメル質、象牙質の経年的な変色などに対して、様々な色のレジンを積層して自然な感じに修復していきます。
接着技術の進歩により、特に「小さな詰め物」で力を発揮できます。
※ CRとは、コンポジットレジンのことでプラスチックの詰め物の材料です。ペースト状のコンポジットレジン、液体状で流動性のあるフロアブルコンポジットレジンがあります。
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