まず、お口の中の状態や健康状態をチェックさせて頂きます。
体調などを考慮しながら治療計画を立て、適切な治療をさせて頂きます。
介護サービスのご都合、病状(リウマチ等)により午後からご都合が良い場合、食事の診査をする場合など訪問日時の調整をいたします。
診療に際してご準備していただくものは特にございませんが、電源、水などが必要な場合もあります。歯科器材、ポータブルユニットのエンジンなどを運んで行って、歯科医院で受けるのと同じような内容でベッドサイドで診療を受ける事ができます。
いつもの生活空間のなかで歯の治療や口腔ケアが受けられるので安心です。
また、治療内容によっては、枕元が少しぬれたり、汚れる場合もあるので、その場合は事前準備をお願いすることがあります。
訪問する曜日、時間帯などは当医院までお問い合わせください。
食事の状態をチェックするときは、昼食時や夕食時に訪問させていただくことも可能です。他に介護サービスを受けられている場合は、日時を調整して訪問いたします。
訪問診療、口腔ケア、機能訓練、それぞれプランを総合的に勘案してご相談させていただきます。
● 1週間に1回程度のペースで治療します。 ●
● 1回の診療時間は、20〜30分程度です。 ●
※ 車で移動するため、交通事情により訪問時刻が多少前後する場合がございます。
対応させていただく地域も名古屋では、下記になります。
■ 天白区
■ 緑区
■ 瑞穂区
■ 南区
を中心にしています。その他、
名東区、昭和区、千種区、中区、中村区、中川区、日進市、東郷町、豊明市、みよし市、
東海市。豊田市の方はお問い合わせください。
歯科医院を中心とした「半径16キロ圏内」が、訪問可能なエリアとなります。
在宅(居宅)、居住系施設(グループホーム、有料老人ホーム、養護老人ホーム、ケアハウス等)、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設(寮養型病床群など)、サービス付き高齢者向け住宅、歯科の無い病院などです。
訪問歯科診療、口腔ケアを行います。
訪問歯科診療においては、
お体の状況にもよりますが、口腔を診査させて頂いた後、入れ歯の調整・修理・新製、口腔ケア、虫歯の治療(つめる、かぶせる、ブリッジ)、歯磨き指導、スケーリング(歯石取り)、歯のクリーニング、根っこの治療(神経を取る、根管治療)、抜歯、お口の中の炎症の処理、痛みや腫れを取り除く、など診療室で行っているのとほとんど変わらない治療が、訪問診療で可能です。
口腔ケアにおいては、
口腔・嚥下リハビリや、食事指導もいたします。
お茶などの水分を取る時むせる場合、嚥下パターン訓練(息を吸うのと重ねて飲み込むとむせるので、飲み込み方を練習)、飲み込む際の体位の工夫、とろみをつける等をします。
病状、体調、投薬内容、その日の状態などを考慮して、訪問診療が可能かどうかが決まります。
「脳梗塞で麻痺があるのですが、入れ歯で食べられますか?」
「寝たきりなのですが、お口のお手入れの仕方はどうすればいいですか。」
「認知症ですが、治療は受けられますか?」などに関して、専門スタッフがご相談に応じます。あなたに合った診療プランが見つかるように努力させていただきます。
脳血管障害(脳梗塞、一過性脳虚血発作(TIA)、脳出血、くも膜下出血後遺症など)、心疾患(心筋梗塞、狭心症など)、パーキンソン病、認知症(アルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体病、ピック病など)、リウマチ、糖尿病、肺炎、呼吸器系疾患(慢性閉塞性肺疾患、肺気腫等)、精神疾患、膝腰を痛めた、骨折、交通事故、脊髄損傷、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、がん、進行性核上性麻痺、筋ジストロフィー、視覚障害、骨粗鬆症、移動が困難でであったり、筋力低下している、すぐに転ぶ、高齢による衰弱などの方が多いです。
全身の健康は、思った以上にお口に影響してきます。お気軽に、お問い合わせください。
アゴの骨や歯茎、歯の状態が変化すると、入れ歯が合わなくなります。
病気や体調などにより体重が変化した時も要注意です。
食べる楽しみを奪ってしまいます。(痛くて食べれない。ガタつく。食べ物が入れ歯の中に入る。)
お話がしにくくなります。(しゃべろうとするとガタつく。コミュニケーション低下。社会活動力の低下。)
十分な栄養が取れなくなり、体が弱ります。(体力や免疫力の低下。口腔機能の低下をきたします。)
アゴの関節がガタつき、音がしたり、顎関節に変形をきたします。
入れ歯を紛失してしまった、合わないのではずしている、接着剤なしでは食べられない、様な方はそのままにしないで下さい。
新しい入れ歯をはめても、なかなかうまく慣れません。
そこで古い入れ歯を治療用義歯として使い、修理しながら調節して治します。
現在まで使っていた入れ歯の調子の悪いところを治せば、比較的早く「食べる」「話す」といった機能の回復が可能です。しばらく使って慣れた後、その状態を再現して、
新しい入れ歯を作ります。そうすることにより、スムーズに新しい入れ歯を使う事が出来ます。
その入れ歯は、あなたの口の一部として機能していますか舌、口唇、頬っぺたの動きを邪魔していませんか。
飲み込んだり、食べる時の動きを制限するようなら調整が必要です。
また、入れ歯は上手くいかないからといって棚に飾って置くだけでは、食べられるようにはなりません。
機能を十分発揮するために、入れ歯で噛んだり飲み込んだりの訓練、話す訓練も必要になります。
訪問歯科診療には医療保険、介護保険が適用されます。
▼医療保険
国民健康保険・社会保険・後期高齢者医療保険 は一般の医療保険の一部負担金と同じ取り扱いになります。医療費の1割または2割(現役並み所得の方は3割)が 一部負担金となります。障害者・生活保護・福祉医療は、各市町村の減免と同じ取り扱いになります。
▼介護保険
歯科医師による診療は1回 517円(負担1割の時、月2回まで)(居宅療養管理指導といいます)、歯科衛生士による診療(口腔ケア等にかかわる指導)は1回 362円(負担1割の時、月4回まで)となります。
ただし、複数の場合は、以下のように単価が変わります。(R06.06月現在)
介護負担割合は1割または、一定以上所得のある方は2割でしたが、現役並みの所得ある方は3割の負担となりました。(H30.8月〜)
※ 単一建物居住者とは、同一月に同じ建物内で居宅療養管理指導を行った利用者を言います。
歯科医師が行う場合 ・単一建物居住者が1人 517単位
・単一建物居住者が2〜9人 487単位
・単一建物居住者が10人以上 441単位
歯科衛生士が行う場合 ・単一建物居住者が1人 362単位
・単一建物居住者が2〜9人 326単位
・単一建物居住者が10人以上 295単位
※ 生活保護の場合には、福祉事務所より医療券と介護券が発行されます。
ex) 名古屋市福祉給付金資格者証をお持ちの居宅への訪問は、介護保険の費用のみになります。