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専門的で高度な治療をご提供
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡治療)は、従来の歯科治療と違い、
肉眼では見えなかったところまで見ることが出来るので、高度な歯科治療をご提供できます。
特に審美治療、歯の根の治療、手術などの専門的な治療に絶大な歯科技術力を発揮します。
歯を残す治療が主流になっている現在の歯科医療で、注目されている精密機器です。
マイクロスコープを使うと、裸眼では確認できない細かな問題点(プラークの隙間内部への付着、歯の亀裂、縁下歯石、根管内の汚染部、外科時の不良肉芽、歯の間や縁下部の虫歯など)を正確に把握でき、質の高い治療ができます。歯を残すための基本的で正確な治療が可能になります。
このマイクロスコープを使った精密治療の事実を知ってしまうと、他の治療はもう受けられません。
「歯に優しい、歯肉にやさしい、体に優しい安心で確かな超精密な顕微鏡治療」をあなたにも。
マイクロスコープとは
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡) Microscope とは、手術用実体顕微鏡のこと です。
カールツァイス社のOPMI picoという機種では、3.4〜21.3倍の拡大率があり、より精密な治療が可能となり、治療の質を格段に向上させることができます。
医療の世界に導入されたのは、耳鼻科が最初です。
その後、眼科・脳神経血管外科・形成外科などで使用されてきました。
そして目覚ましい治療結果を納める事となりました。
歯科では、ペンシルバニア大学 Dr.Kim が、アメリカで初めて歯内療法の分野にマイクロスコープ(手術用実体顕微鏡)を応用しました。診査診断、歯内療法(根管治療)、歯周治療、審美修復治療(詰めたりかぶせたりする治療)、外科治療(歯周外科、抜歯、インプラント)などに応用されるようになりました。
その治療方法
マイクロスコープを使って拡大視野で精密な治療をします。
一般にマイクロスコープによる歯科治療は、ドクターは接眼レンズをアシスタントはモニターを眺めながら最適な情報を共有しています。
ドクターは腰を曲げることなく疲れないまっすぐなポジションで、正確な処置をご提供できます。
治療している画像は、後からモニターで確認して頂けるので円滑なコミュニケーションを図ることが出来ます。
現在の状態はどうなっているのか。
今日どのような治療をしたかをしっかりチェックできるので、
安心して治療が受けられます。
マイクロスコープを使った 虫歯治療 ▶ 詳しくはこちら
審美歯科治療 ▶ 詳しくはこちら
外科手術 ▶ 詳しくはこちら
歯周病の治療 ▶ 詳しくはこちら
顕微鏡の画像
顕微鏡の画像は、単に拡大されているだけではありません。
細部まで鮮明に観察する事が出来ます。曇りガラスが晴れて、透き通して見える感じです。
顕微鏡が必須の根管治療からご紹介します。
マイクロスコープ −画像1−
これからマイクロスコープ(歯科用顕微鏡治療)で、歯の根を治療します。
根管治療(歯の根っこの治療)です。紫の「ラバーダム」というマスクを装着します。
黄色の矢印部 : 根の神経への入口(下大臼歯で4根管の入り口)が確認できます。
人によりこの入口の数や方向、湾曲度が異なります。
短時間でしかもより的確に根管口を判定でき、ストレスがより軽減できます。
マイクロスコープはこのような複雑な根管を精密治療するのに優れています。
マイクロスコープ −画像2−
今度は、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡治療)で、
歯周治療とかぶせ物の治療をします。
水色の矢印部 : かぶせ物の周りに段差が出来て不適合になり、プラークと歯石が沈着しています。
かぶせ物の金属自体も意外とデコボコ。
金属巣やクレーターまであります。
歯周治療では、歯と歯肉の境目と、その奥のポケット部を観察します。
その部が見えると治療がより的確に出来るだけでなく歯周組織に余分なダメージを与えません。
「歯周病治療」の成功なくしては、仕上げに行う「かぶせ物」の成功はないと言われています。
黄色の矢印部 : かぶせ物の形成をする時、歯を長持ちさせるために大切な歯の周りを観察します。
歯肉の辺縁よりほんのわずか下方へスムースに削ります。
さらに、歯の頭の部分のむし歯治療へと進みます。
マイクロスコープを使って、より自然治療でより快適な治療
拡大視野の鮮明な画像を覗いての治療は、天然歯との移行部をより自然な感じに仕上げることが出来ます。マイクロスコープは、虫歯の治療や審美治療でも活躍します。
段差のないミクロレベルの精密治療を行えば、
歯肉との境目、天然歯と詰めものの境界の移行は、よりスムーズなものとなります。
次の症例は、マイクロスコープを使ったコンポジットレジン修復(白い詰め物)とオールセラミックのかぶせ物についてです。
▼Before
さあ、今からマイクロスコープ(歯科用顕微鏡治療)でむし歯を治療します。
一番左側の黄色の矢印部は、むし歯です。歯全体がむし歯になっています。
左から2,3,4番目の矢印部の歯は、付け根がむし歯になり黒く汚くなっています。
▼After
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡治療)で、より正確に、より精密に治療が出来ました。一番左側の黄色の矢印部分は、虫歯治療・根管治療の後、オールセラミック クラウン(セラミック(陶材)で作られた被せ物)をかぶせました。ご覧のように天然の歯とほとんど区別できないくらい自然です。
左から2,3,4番目には、ハイブリット タイプの白い詰め物をしました。部分的な詰めものですが、ご自分の歯と色合わせが出来るので、すごく自然です。積層して詰めていき、最上層部には、クリア色が入っています。このようにマイクロスコープを使うと、素晴らしい適合性と美しさを兼ね備えた修復物を獲得できます。
MI治療(Minimal Intervention)
MI治療(Minimal Intervention)とは、最小限侵襲で最大の効果を得る治療のことです。2000年に国際歯科連盟FDIによって提唱された新しい概念です。最小限の切削を行い、その後の修復は、メタルインレーではなくコンポジットレジンのような歯質接着性材料による成型修復が推奨されています。
低侵襲な治療の実現には、歯科材料の品質の飛躍的な発展(特に接着材料)、切削器具、インストゥルメント、精密機器などが貢献しています。
MI治療(Minimal Intervention)はマイクロスコープで
低侵襲 しかも 精密な治療をご提供します。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡治療)では、隅々まで正確に見えるため、治療によるストレスを最小限に抑える事が出来ます。また、診断においてもミクロ単位で精査できるのでより確実となります。
- 例えば、
- 1. 詰め物なら最小限の切削でピンポイント治療ができ、麻酔はほとんどの症例で使わずに済みます。滑らかで美しく、隙間のない修復物が可能です。
- 2. 歯の根っこの治療(根管治療)なら、歯の中の神経の通る管を見つけるのが容易、根管内の汚染物除去が容易で、より精度の高い治療が出来るため、治療期間の短縮、予後の安定につながります。言い換えれば、根管治療の成功率を高めることができます。
※ マイクロスコープ使うと暗くて狭い根管内でも光の到達がスムーズ(同軸照明)で、拡大視野下での精密治療を可能にします。 - 3. かぶせ物なら、辺縁の形成が正確にでき、歯肉との境目がより精密に仕上がる(適合精度が上がる)ため審美的に良好となります。そのため、長期にわたり安定な歯肉との関係が望め、長持ちします。
- 4. 歯周病においても、辺縁部の歯肉、歯石の状態を正確にとらえ、低侵襲でより信頼性の高い歯周治療が受けられます。歯周外科や再生成療法などの精度を要求される手術にも応用されます。
- 5. インプラント、歯周病などの手術でもマイクロサージェリーという微細で肉眼的には困難な手術を可能にしました。
- 6. マイクロスコープの使用によって、歯の喪失につながる様々な歯内療法、歯周病、虫歯治療などにおける問題点の解決の糸口を見い出すことができるようになりました。
- 7. 拡大視野の精密な像は、正確な診断の一翼を担い、高度な治療に大きく貢献します。
このように、最小限侵襲で最大の効果を得る治療を可能にしました。
コンドウ歯科では、MI治療用の切削具、インストゥルメントをそろえ、最善の治療を心がけています。
マイクロスコープからMI治療(Minimal Intervention)が始まる!
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