変色している歯をオールセラミックで1本かぶせました。他の歯は、ホワイトニングがしてあります。 ホワイトニングは半年ほどで色の後戻りがあります。気になれば再度の施工が必要です。本ケースでは負担のかかる咬み合わせをしているので、定期的な咬合調整を怠るとクラウンの摩耗、破折などが起こります。 オールセラミッククラウンは1歯110,000円、オフィスホワイトニング(2回施行)は27,500円です。
※ ファイバーポストコアは、グラスファイバー(ガラス繊維)の支柱(ポスト)で補強したレジン(プラスチック)の土台(コア)のことです。強く、しなやかで美しい支台築造が行えます。
適度なたわみがあるため、金属コアでよく見かけるような、歯根破折が軽減できます。
また、支台歯の色を白くできるため、かぶせ物も綺麗な色に仕上がります。
※ 歯茎の黒ずみの原因は、金属イオンが溶けだす、骨や歯肉が薄いために変色した歯根が透けて見える、歯肉にメラニン色素が沈着する等が考えられます。喫煙がメラニン色素沈着の大きな原因に挙げられます。
※ オールセラミッククラウンの咬合調整は、後に破折をさせない事を考慮して行います。マイクロクラックが入るリスクを防ぐために注水下で行います。
※ セラミックの接着には、通常、接着性のレジンセメントが用いられます。プライマーを使って辺縁封鎖性と接着力を増し、審美性にも優れています。セラミック インレーやラミネートベニア クラウンなど支台歯の色調を活かしたりマスキングしたりしてコントロ ールすることが可能な製品もあります。
歯の形態は、三角形 TRIANGULAR、卵円形 OVOID、四角形 SQUARE の3種類に分けられます。
(Williamsの3基本型)
そのうち、ブラックトライアングル(歯の間の隙間で黒く見える部分)になりやすいのは、「三角形」です。一方、四角っぽくなり隣接歯とのコンタクト部分が長くなれば歯間部の隙間は、目立ちにくくなります。
セラミック冠の形態は、女性では丸みを帯び、男性では四角くする。顔の輪郭にに合った形態などにすると自然な感じになります。
長年の歯の使用により、すり減りが強くなったり、歯ぎしりで歯が削れたりして形が崩れている場合もあります。歯の形状を修復して外観と歯の形状がマッチしていれば、整った感じになります。