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コンドウ歯科からの最新情報一覧

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2024 / 04 / 25
咬合性外傷とは咬合力により生じる深部歯周組織(セメント質、歯根膜、歯槽骨)の傷害のことです。
健全な歯周組織に過度な咬合力が加わり生じる一次性咬合性外傷と、歯周炎による組織破壊の結果、支持歯槽骨が減少して生じる二次性咬合性外傷に分けられます。
咬合性外傷が認められる歯において動揺度が1 度以上あり、かつエックス線所見で歯根膜腔の拡大、骨吸収が認められる歯については、咬合性外傷と診断します。その他の所見は、①過度の咬耗、②歯の病的移動、③歯の破折、エックス線所見での④歯槽硬線の消失・肥厚、⑤歯根吸収を伴うことがあるなどです。
咬合性外傷とは(垂直性骨吸収)
レントゲン像の丸部では歯槽硬線の消失、歯根膜腔の拡大、垂直性骨吸収、矢印部では歯の病的移動が認められます。

2024 / 04 / 11
クロスバイトは、交叉咬合とも言われ、上下の歯並びが一部でクロスしている状態をいいます。
下記の写真のような前歯のクロスバイトは歯並びがデコボコ (叢生) のケースでよく見られます。
前歯クロスバイトの弊害
弊害としては、まず審美性や清掃性が悪くなります。 
発音がしづらくなる可能性があります。
かみ合わせや顎の歪み、発育期では顔の歪みのケースもあります。
顎運動の制限などの機能的な面で問題となり、顎関節症のリスクが高くなります。

2024 / 03 / 28
口腔内で、根管充填材を根管壁に密着させるために用いるBLコンデンサーという器具です。
根管充填の際に用い、2つの異なった先端部を持ってます。
2つの先端部を持つ根管充填器
根尖部用の追随性に優れたニッケルチタン部(グリーンの円)は、先端の太さが#35,#40,#50,#60です。
根管口部用のステンレススチール部(ピンクの円)は、先端の太さが#70,#80,#100,#120の4種類となっています。
ニッケルチタンプラガには、先端より10mm, 15mm部にガイドラインを表示してあります。

2024 / 03 / 14
ホームホワイトニングは、自分専用のマウストレーを歯科医院で作成してホワイトニングジェルを使って、自宅で徐々に歯を白くしていく方法です。
事前に歯科医院で歯石や着色除去をしてもらい、使用する薬剤の効果が十分発揮できるようにしておきます。貴方がホワイトニングの適応であるかも見てもらいます。
ホームホワイトニングの手順 (薬剤塗布)
ティオンホームプラチナ(当院使用) の使い方
1. ブラッシング 効果的なホワイトニングのために、歯面のブラッシングを行います。
2. ホワイトニングジェルの注入 マウストレーへ1歯あたり米粒2つ分を目安に、ホワイトニングジェルを注入します。
3. マウストレーの装着 装着時にトレーからホワイトニングジェルがあふれ出た場合はすぐに拭き取って下さい。
 装着は1日1回、2時間以内として下さい。使用中に痛み等の異常を感じた場合は、直ちに使用を中止し、歯科医師にご相談して下さい。
4. ブラッシング&マウストレーの洗浄 ホワイトニング後は、ブラッシングで歯面に残ったジェルを落とし、マウストレーは歯ブラシ等で洗浄します。マウストレーの洗浄は、変形の恐れがあるため、温水では行わないで下さい。

2024 / 02 / 29
ヒーリングアバットメントとは、インプラント埋入後の治癒過程で、周囲の軟組織 (インプラントの歯茎になる部分) の形状を整えるために使うものです。
ヒールデザインEVはチタン合金で出来ており、1回法と2回法の両方の外科術式に使用可能です。
インプラント作成過程で使うヒーリングアバットメント
左側のラウンド形状は通常の一般的なケースで使用されます。
中央のトライアングルの形状は主に前歯部領域でのインプラント治癒用にデザインされており、切歯や犬歯の根断面形態を再現します。
右側の側面の高さは、歯肉の厚みに対応したアバットメントを使用します。

2024 / 02 / 16
歯周病による炎症が歯根の分岐部にまで及び、骨を溶かしていきます。
歯周病によって引き起こされた根分岐部病変
歯周病の多くは、細菌のバイオフィルム (プラーク) の蓄積によって引き起こされます。
これらの有害な細菌とその関連産物である歯石が歯面に蓄積しないように取り除くことがポイントです。
歯肉縁から進行した炎症により歯周ポケットが深くなっていき、根分岐部にまで及ぶと清掃が困難になります。
それは狭い入り口から中の見えない洞窟を手探りで清掃するようなものです。
分岐部が深くなるほど治療は困難になるため、歯周病予防が大切になります。

2024 / 02 / 01
八重歯は、犬歯の低位唇側転位という状態で、アゴのサイズが小さい、乳歯の早期喪失あるいは晩期残存、歯の萌出順序、犬歯の歯胚の位置などが原因します。
アングル2級2類とは、下顎歯列弓が上顎歯列弓に対し正常より遠心(後方)に咬合しているもので、正常な鼻呼吸が可能、上顎前歯が後退するものです。
八重歯でアングル2級2類
その他に、正中(上下の歯の真中のライン)のズレ、右側側切歯部のクロスバイト(咬み合わせが一部反対)、叢生(乱杭歯、ガタガタの歯並び)なども見られます。
治療は、歯列拡大、抜歯などによる歯の並ぶスペースの確保、空隙閉鎖、2級エラスティックなどを用いて行います。